米中首脳会談で台湾問題はどうなるのか
1. トランプ大統領と習近平主席が電話会談を行った。
2. 台湾問題で日中関係が悪化し、米中関係に影響。
3. 習氏は台湾の中国回帰を戦後国際秩序の一部と主張。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行い、台湾問題を中心に議論しました。中国外務省によると、習氏は台湾問題における中国の原則的立場を説明し、日本の高市早苗首相の発言で日中関係が悪化する中、トランプ氏を中国側に引き寄せる狙いがあるとみられます。
両首脳は10月30日に韓国で対面会談を行ったばかりですが、台湾問題を中心に議論したのは第2次トランプ政権発足後で初めてです。トランプ氏は会談後、米中関係は非常に強固だとSNSに投稿し、習氏が来年後半に国賓として訪米すると明らかにしました。
習氏は電話会談で、日本が統治していた台湾の中国への回帰は戦後国際秩序の重要な構成要素だと指摘し、日本をけん制する意図があったとみられます。トランプ氏は台湾問題の中国にとっての重要性を理解していると語りましたが、台湾問題や日中関係には言及しませんでした。