熊本の地震、さらなる揺れに備えるべきか
1. 熊本県で震度5強の地震が発生。さらなる揺れに注意。
2. 過去に同程度の地震が続いた事例あり、備えを呼びかけ。
3. 火山活動に変化はなく、避難準備を促す。
熊本県で震度5強の地震が発生し、気象庁はさらなる強い揺れの可能性を警告しています。震源は阿蘇地方で、深さ9キロ、マグニチュードは5.8とされています。震度5強を観測したのは熊本県産山村で、阿蘇市と大分県竹田市では震度5弱が観測されました。
地震後、震度1以上の地震が9回発生しており、気象庁は再び強い揺れを伴う地震が発生する恐れがあると注意を呼びかけています。過去には大地震の発生から1週間程度の間に同程度の地震が続けて発生した事例があり、特に揺れの強かった地域では注意が必要です。
1975年には、マグニチュード5.5の地震の1日後にマグニチュード6.1の地震が発生したことがあり、数日以内により大きな地震が発生する可能性も指摘されています。気象庁は、地震発生から2~3日程度は強い揺れをもたらす地震が発生することが多いとして、避難の準備や家具の固定など地震の備えをするよう呼びかけています。
一方、今回の地震と火山の関係については、阿蘇山など周辺の活火山に変化はないとしています。