トランプ大統領は本当に台湾問題で助言したのか
1. 木原官房長官はトランプ大統領の発言を否定。
2. 日米首脳は幅広い意見交換を行った。
3. 記事の内容は事実ではないと申し入れ。
木原稔官房長官は、25日に行われた日米首脳の電話会談に関する一部報道を否定しました。報道では、トランプ大統領が高市総理に対し、台湾に関する発言のトーンを和らげるよう助言したとされていましたが、木原官房長官はそのような事実はないと明言しました。この報道はアメリカのウォールストリート・ジャーナルが当局者の話として伝えたものでした。
27日午後の記者会見で、木原官房長官は日米首脳が日米同盟の強化やインド太平洋地域の情勢について幅広く意見交換を行ったことを説明しました。トランプ大統領からは最近の米中関係についての説明があり、日米間の緊密な連携を確認したと述べました。また、トランプ大統領は高市総理と親しい友人であり、いつでも電話をしてほしいと発言したことも明らかにしました。
午前の会見で否定しなかった理由については、午後になって多くの照会があったため、事実ではないことを明確にする必要があると判断したと説明しました。ウォールストリート・ジャーナルには事実ではないと申し入れを行ったとのことです。