24年度の賃上げ、中小企業の「疲れ」が浮き彫りに。

24年度の賃上げ、中小企業の「疲れ」が浮き彫りに。

※記事の画像はイメージです

賃上げの実態はどうなっているのか
1. 2024年度の賃上げ実施率は84.2%。
2. 大企業と中小企業の賃上げ実施率に格差。
3. 人件費高騰倒産が増加し、安定的な賃上げが課題。


2024年度の賃上げ実施率は84.2%で、前年の84.8%には届かなかったが、2年連続でコロナ禍前の水準を超えました。

大企業の賃上げ実施率は94.0%と上昇した一方、中小企業は82.9%と低下し、規模格差が拡大しました。

ベースアップによる賃上げが61.4%と初の6割台に達し、物価高を背景に実質賃金マイナスが続く中で浸透しています。

しかし、中小企業では賃上げ疲れが見られ、人件費高騰による倒産が増加しています。

安定的な賃上げのためには生産性向上と適正な価格転嫁が急務です。
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