川崎重工業の燃費データ改ざん問題、どのように解決するのか
1. 川崎重工業が船舶用エンジンの燃費データを改ざん。
2. 2000年以降に製造された674台中673台で不正。
3. 外部専門家による特別調査委員会を設置予定。
川崎重工業は、船舶用エンジンの燃費データを改ざんしていたことを発表しました。2000年以降に製造された674台のエンジンのうち、673台で不正が確認されました。
この不正は、タンカーや大型貨物船、コンテナ船などに使われる中大型商船向けのエンジンで行われ、神戸工場で製造されました。出荷前の検査で燃費の数値を仕様の許容範囲内に収めるためにデータを書き換えていたといいます。
同社は「安全性に影響する事案は確認されていない」としています。今後、外部の専門家らで構成する特別調査委員会を設置し、1990年代以前に製造されたエンジンについても調査を行う予定です。