松本城の観覧料が値上げされる理由とは
1. 松本城の観覧料が来年4月から値上げされる。
2. 値上げの目的は耐震対策などの財源確保。
3. 他の国宝城も観覧料の値上げを検討中。
長野県松本市は、国宝松本城の観覧料を来年4月から値上げする方針を決定しました。
大人料金は電子チケットが1200円、紙チケットが1300円に改定されます。値上げの目的は、天守の耐震対策や外堀の復元などの整備事業に必要な財源を確保するためです。これにより、松本市は36億円以上の市財源を必要としています。
現在の観覧料は大人700円で、電子チケットは日時指定が可能で市のホームページで販売されています。市は将来的に紙チケットを廃止し、電子チケットの利用を促進するために紙より100円安く設定しています。
小中学生の観覧料も300円から400円に値上げされます。他の国宝城でも観覧料の値上げが検討されており、彦根城は10月から1000円に、姫路城は2026年4月までに値上げを検討中です。
松本市は観覧料の相場を踏まえた改定と説明しており、9月2日の定例市議会に関連条例改正案を提出する予定です。