旧統一教会の過料問題、どうなるのか
1. 東京高裁が旧統一教会に過料10万円を支持。
2. 文科省の質問権行使は妥当と判断。
3. 解散命令請求の審理は地裁で継続中。
東京高裁は、文部科学省が旧統一教会に対して過料を科すよう求めた申し立ての即時抗告審で、教団の田中富広会長に過料10万円を科した東京地裁の決定を支持しました。
地裁は、文科省が解散命令請求のために質問権を行使することは妥当であり、教団側の回答拒否には正当な理由がなかったと指摘しました。これは質問権に対する回答拒否で宗教法人側に過料を科す初めての司法判断です。
文科省は2023年10月に旧統一教会の解散命令を東京地裁に請求しており、解散命令請求の審理は地裁で続いています。