米大統領に停戦計画を提案、ウクライナ情勢に新展開か？

1. ゼレンスキー大統領は米大統領選候補に戦争終結計画を提示予定。
2. 計画には外交・経済面での措置が含まれる。
3. 国連総会への出席を希望し、和平サミットで強い立場を目指す。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争を終結させるための計画を米大統領選候補のハリス副大統領、トランプ前大統領、バイデン大統領に提示する予定であると述べた。この計画には、ロシア西部への越境攻撃を別にして、外交・経済面でのさらなる措置が含まれている。

ゼレンスキー氏は、この計画の主旨はロシアに戦争を終結させることであり、それがウクライナにとって公平であることを強く望んでいると強調した。また、９月下旬にニューヨークで開催される国連総会への出席を希望している。

ゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争は最終的に対話を通じて終結するだろうが、そのためには今年開催を目指す和平サミットで強い立場に立つ必要があると述べた。さらに、国産弾道ミサイルの初実験を実施したことも明らかにした。

一方、ロシアのラブロフ外相は、ウクライナがクルスク州への大規模な越境侵攻を開始したことから「協議は不可能」と発言し、プーチン大統領も、いかなる合意もウクライナが「現地での現実」を受け入れることから始まる必要があるとの見解を示している。