バスが障害者を乗車拒否、市が謝罪の意外な背景とは?

バスが障害者を乗車拒否、市が謝罪の意外な背景とは?

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川崎市バスで障害者手帳アプリが拒否された理由とは
1. 川崎市バスで障害者手帳アプリの利用が拒否された。
2. 市は運転手の認識不足を認め、謝罪した。
3. 男性は内部障害で、アプリ「ミライロID」を使用していた。

川崎市バスで8月、身体障害のある男性がスマートフォンの障害者手帳アプリ「ミライロID」の利用を断られ、乗車できなかったことが判明しました。

このアプリは市が使用を認めているもので、市は男性に対し「運転手の認識不足だった」と謝罪しました。

男性は外見からは分からない「内部障害」の状態で、身体障害者手帳(1級)を持っています。障害者割引などをスムーズに適用してもらうため、マイナンバーカードと連携することが可能で手帳の代わりとして認められているアプリ「ミライロID」をスマホに入れて外出していました。

8月26日、川崎駅前から市バスに乗ろうとした際、運転手から「現物の手帳でないと割引できない」とアプリの利用を断られました。男性は使用可能だと説明したものの受け入れられず、運転手は料金箱を手で押さえて乗車を拒む姿勢を示しました。

川崎市交通局の担当者は取材に対し、「運転手の認識不足があり、お客様に申し訳なかった」と話しました。
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