米が消える?3月に米穀店で起きた異変とは

米が消える?3月に米穀店で起きた異変とは

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コメの品薄はいつ解消されるのか
1. コメの品薄は高温障害とインバウンド増加が原因。
2. 新米の出荷で9月上旬から流通が安定する見通し。
3. 価格高騰で消費者の負担が増している。

スーパーや米穀店でコメが品薄になっている。前年の高温障害による品質悪化とインバウンドの急増が原因で、在庫が少なくなっている。

奈良市内のスーパーでは、7月から入荷数が減少し、8月にはさらに厳しくなった。米穀店でも新規客への販売を止め、固定客の分だけを確保している。

農林水産省の発表では平年並みの作況指数だが、実際の流通量は平年を下回っている。3月ごろから希望する量を仕入れられなくなり、春先からインバウンドが増えたことで飲食店のコメ消費量が増加した。

さらに、夏ごろから品薄状態が顕著になり、地震による備蓄需要も影響した。消費者は価格高騰により負担が増している。

8月中旬から新米の入荷が始まり、9月上旬から流通が安定する見通しだが、価格の見通しは不透明である。
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