「テレグラム」CEOが仏検察に起訴、その理由とは?

「テレグラム」CEOが仏検察に起訴、その理由とは?

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テレグラムの創業者はなぜ逮捕されたのか
1. テレグラムの創業者パーベル・ドゥロフ容疑者が逮捕された。
2. 起訴内容は違法取引や児童ポルノ画像の拡散など多岐にわたる。
3. 保釈金500万ユーロを納付し、仏国内にとどまる条件で保釈された。

通信アプリ「テレグラム」の創業者で最高経営責任者のパーベル・ドゥロフ容疑者が、フランス・パリの検察により不適切管理の疑いで逮捕されました。彼は4日間の拘束後、500万ユーロの保釈金を納付し保釈されましたが、出国は禁じられました。

ドゥロフ容疑者はロシア生まれでフランス国籍も持ち、パリ郊外のルブルジェ空港で逮捕されました。起訴内容は、組織犯罪グループの関与疑いもある「違法取引を可能にするオンラインプラットフォーム運営での共謀」、児童ポルノ画像の拡散、麻薬取引、詐欺、マネーロンダリングなど多岐にわたります。また、当局が要求した文書の提出を拒否したともされています。

パリ検察のロール・ベキュオー検事によると、ドゥロフ容疑者は週2回警察署に連絡することや仏国内にとどまるといった条件が付されています。弁護人は起訴内容について「ばかげている」と語り、「テレグラムはデジタル技術に関する欧州連合(EU)規則を全面的に順守している」と主張しています。
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