通学時間1時間超でうつ症状リスクが1.6倍に増加!

通学時間1時間超でうつ症状リスクが1.6倍に増加!

※記事の画像はイメージです

遠距離通学は高校生のメンタルにどう影響するのか
1. 遠距離通学の高校生は抑うつや不安症状のリスクが高い。
2. 通学時間を考慮して志望校を決めるべき。
3. 通学時間とメンタルヘルスの関連性を調査した研究は少ない。

日本大学の研究チームは、通学時間が片道1時間を超える高校生ほど抑うつ症状や不安症状が出るリスクが高いことを明らかにしました。

研究者は、子どもの志望校を決める際に通学時間も考慮すべきだと指摘しています。この研究は日本精神神経学会の学術誌に発表され、通学時間とメンタルヘルスの関連性を調べた日本での研究はほとんどありませんでした。

調査は首都圏と東北地方の私立高校に通う約2千人の高校生を対象にオンラインで実施され、約1900人中17.3%に抑うつ症状、19.0%に不安症状が見られました。

通学時間が1時間以上かかる生徒は、30分未満の生徒に比べ、抑うつ症状が出るリスクは1.6倍、不安症状が出るリスクは1.5倍高い傾向がありました。
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