米国で大手ホテルの従業員1万人がストライキを決行！業界に激震。

1. 米国内のホテル従業員約1万人がストライキを開始。
2. 労使協定交渉が決裂し、複数都市で実施。
3. 従業員は過度のストレスと低賃金を訴える。

米国内のホテル従業員約1万人が、マリオット・インターナショナルやヒルトン・ワールドワイド、ハイアット・ホテルズとの労使協定交渉が決裂したため、複数の都市で数日間のストライキを開始しました。

労働組合ユナイト・ヒアによると、サンフランシスコ、サンディエゴ、ホノルル、ボストン、シアトルなど主要な旅行先で24のホテルに勤務する数千人が職場を離れています。ストライキは、レーバーデーを含む週末の国内旅行が前年比9％増加する中で実施されています。

労組によると、ホテル従業員は手薄で、経営陣は4人分の仕事を3人の従業員で行わせることが頻繁にあり、これが過度のストレスにつながり、サービスよりもスピード重視になっています。ボルティモアの客室係は時給を現在の16.20ドルから20ドルに引き上げるよう要求し、ボストンでは4年後までに時給を10ドル引き上げることを求めています。

ヒルトンとハイアットは組合との公正な合意に向けた交渉に引き続き力を注ぐと述べています。ユナイト・ヒアに加盟する組合員4万人の労使協定は今年満了し、新たな4年間の労使協定交渉は5月から行われてきました。