米国がUSスチールの買収を阻止へ、その背景とは?

米国がUSスチールの買収を阻止へ、その背景とは?

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バイデン政権は日本製鉄のUSスチール買収を阻止するのか
1. バイデン政権が日本製鉄のUSスチール買収を阻止する方向で調整中。
2. CFIUSが安全保障上の懸念を審査中。
3. 米鉄鋼労働組合やハリス副大統領が買収に反対。

バイデン米政権は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を阻止する方向で最終調整に入った。

米国にとって安全保障上の懸念がないか、対米外国投資委員会(CFIUS)が審査を行っており、問題があると判断されれば米大統領の権限で買収を阻止することができる。

買収計画には民主党の支持基盤である米鉄鋼労働組合(USW)が反対しており、ハリス副大統領も「米国内で所有、運営されるべきだ」と述べて反対の姿勢を示している。

共和党候補のトランプ前大統領も再選すれば買収を阻止すると明言している。

報道を受け、4日のニューヨーク市場でUSスチールの株価は一時約20%下落した。
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