フランス新首相に73歳のバルニエ氏が就任！

1. マクロン大統領はバルニエ氏を新首相に指名。
2. バルニエ氏は交渉力に定評がある。
3. バルニエ氏は移民政策で厳格な立場。

フランスのマクロン大統領は、新首相に元外相で英国のEU離脱交渉の首席交渉官だったミシェル・バルニエ氏を指名しました。バルニエ氏は第5共和制で最年長の首相となります。

フランスでは大統領が首相を指名する権限を持ち、議会の不信任案で政治が停滞するのを防ぐため、議会最大グループから首相を指名するのが慣例です。しかし、党派間の調整が難航し、マクロン氏は交渉力に定評のあるバルニエ氏を選びました。

バルニエ氏は2022年大統領選に向けて中道右派「共和党」の党内候補として立候補しましたが、党内選挙で落選しました。移民政策に関しては、バルニエ氏は比較的厳格な立場を取っており、極右政党「国民連合」にも配慮した人事となっています。

国民議会選では左派連合が182議席でトップに立ちましたが、過半数には達しませんでした。マクロン氏はLFIの政権入りに難色を示していました。首相指名に向けて、マクロン氏は各政党の代表者と会談を重ねましたが、最終的にバルニエ氏を選びました。