中国から台湾への密航者が急増中、その背景とは?

中国から台湾への密航者が急増中、その背景とは?

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中国からの密航者、台湾の対応能力はどうなるのか
1. 台湾で中国籍の男がゴムボートで侵入し拘束された。
2. 男は中国国内の負債から逃れ台湾で新生活を希望。
3. 台湾側は中国からの密航者に対する対応能力を疑問視。


台湾の海巡署は14日、ゴムボートで新北市の海岸付近に侵入した中国籍の男を発見し、拘束したと発表しました。男は深刻な脱水症状があり、治療を受けています。男は「中国国内で負債があり、台湾で新たな生活を始めようと思った」と供述しています。

現場の海岸は中国軍が台湾侵攻の際に上陸することが想定される淡水河の河口まで数キロの地点にあります。同河口では6月上旬にも中国海軍の退役軍人が逮捕される事件が発生しており、台湾側の対応能力を探る「グレーゾーン作戦」を疑う見方もあります。

海巡署によると、男は30歳前後で、中国浙江省寧波の海岸を出発して台湾に渡ったと供述しています。淡水河の河口は台北の官庁街まで約22キロと近く、台湾の陸軍は有事に備えて防衛部隊を置いています。
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