トランプ氏の近くで銃声が響くも、本人は無事で安全確保。

1. トランプ前大統領のゴルフ場で銃声が発生。
2. FBIは暗殺未遂事件の可能性を捜査中。
3. 容疑者は拘束され、トランプ氏にけがはなし。

2024年9月15日、トランプ前大統領が滞在していた南部フロリダ州のゴルフ場で銃声が発生しました。トランプ氏にけがはなく、米連邦捜査局（FBI）は暗殺未遂事件の可能性があるとして捜査を開始しました。

FBIと地元の保安官事務所は記者会見を開き、事件に関与したとみられる容疑者を拘束したと発表しました。トランプ氏がゴルフをしていたコースの境界付近で銃身が突き出しているのを見つけた大統領警護隊（シークレットサービス）が発砲し、何者かがスポーツ用多目的車（SUV）で逃走しました。保安官事務所は離れた場所でこのSUVを運転していた男を拘束しました。

現場近くでは照準器付きの自動小銃と小型のビデオカメラが見つかり、トランプ氏からの距離は約270～460メートルでした。ゴルフ場はトランプ氏の私邸「マララーゴ」から数キロ離れた場所にあり、事件を受けてゴルフ場周辺は閉鎖されました。

トランプ氏は支持者向けのメールで「私の近くで銃声があったが、私は安全で元気だ」と報告し、「私は決して屈しない」と強調しました。ホワイトハウスはバイデン大統領とハリス副大統領がトランプ氏の無事を伝える報告を受け、安心したとの声明を発表しました。ハリス氏は「米国に暴力の居場所はない」と投稿しました。

トランプ氏は7月にも銃撃を受けて右耳を負傷しており、FBIは暗殺未遂事件として捜査しています。