使用済み核燃料の中間貯蔵施設はどうなるのか
1. 東電が柏崎刈羽原発の使用済み核燃料をむつ市に搬出予定。
2. 中間貯蔵施設は10月の操業開始を目指す。
3. 最大5千トンの使用済み燃料を最長50年間保管可能。
東京電力は、青森県むつ市にある国内初の使用済み核燃料中間貯蔵施設に向け、柏崎刈羽原発から69体の使用済み核燃料を24日に搬出する方向で最終調整を行っています。
施設は燃料搬入後、10月の操業開始を目指しており、東電は柏崎6、7号機の再稼働を視野に入れています。
中間貯蔵施設は東電と日本原子力発電が共同出資するリサイクル燃料貯蔵(RFS)が運営し、最大5千トンの使用済み燃料を最長50年間保管する予定です。
使用済み燃料は原発や六ケ所村の再処理工場で保管されていますが、専用の施設は国内唯一であり、再処理工場の完成が遅れることで保管が長期化する懸念もあります。
柏崎4号機の69体は金属製の容器に入れ、専用の船で運搬され、到着後はRFSが設置状況を検査し、10月初旬から原子力規制庁の確認を受けて問題がなければ操業を開始します。