再び被災、復興の道が閉ざされる。住民の嗚咽が響く。

再び被災、復興の道が閉ざされる。住民の嗚咽が響く。

※記事の画像はイメージです

なぜ能登だけがこんな目に遭うのか
1. 石川県で記録的な大雨が発生。
2. 被災地の復興が再び自然災害で打撃。
3. 道路の冠水や土砂崩れが多発。

21日午前9時ごろ、石川県輪島市中心部の河井町地区で大粒の雨が降り、道路が冠水しました。

石川県で発生した記録的な大雨は、元日の能登半島地震で甚大な被害を受けた被災地を再び直撃しました。復旧や復興を目指す中で再び見舞われた自然災害に、多くの人々がやりきれない思いを抱えています。

輪島市議の西恵さんは、自宅がある門前町で冠水や河川の土砂崩落が起きていると語り、道路の通行止めが多く、市の中心部に行く手段がないと述べました。門前町では住民たちが公民館に避難しており、市役所周辺も大きな被害を受けているとのことです。

輪島市の輪島崎地区長を務める萬正和彦さんは、輪島前神社の裏山の斜面が崩れているが、危険すぎて確認できていないと嘆きました。21日昼過ぎに雨のピークは過ぎましたが、一時期は地区の道路が冠水していました。

萬正さんは、震災に続く大雨被害に対し、なぜ能登だけがこんな目に遭うのかとやりきれない心境を打ち明けました。
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