仮想化ソフト大手、独禁法違反の疑いで調査開始!

仮想化ソフト大手、独禁法違反の疑いで調査開始!

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ヴイエムウェアの抱き合わせ販売疑惑、どうなるのか

1. 公正取引委員会がヴイエムウェアを独占禁止法違反容疑で立ち入り検査。
2. ヴイエムウェアが不要なソフトを強要した疑い。
3. ブロードコムがヴイエムウェアを買収し、シェア約8割を占める。


公正取引委員会は、仮想化ソフトウエア大手「ヴイエムウェア」を独占禁止法違反容疑で立ち入り検査しました。ヴイエムウェアは取引先企業に対し、自社製ソフトのライセンス条件を一方的に変更し、不要なソフトもパッケージで購入するよう強要した疑いがあります。

これにより、独禁法が禁じる「抱き合わせ販売」や「拘束条件付き取引」、「優越的地位の乱用」に当たる可能性があるとされています。仮想化ソフトはコスト削減や効率化に寄与する一方で、顧客の「ロックイン(囲い込み)」が発生しやすく、ユーザー側は不利益を受け入れざるを得ない状況が生じることがあります。

ブロードコムは2023年11月にヴイエムウェアを買収し、同グループは仮想化ソフト分野で国内外のシェア約8割を占めています。これにより、取引先にはシステム大手も多く、「抱き合わせ販売」によってサーバー管理費などに影響が出た可能性もあります。
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