中国のICBM発射実験、米国への牽制か
1. 中国がICBMを太平洋に発射し、米国を牽制。
2. DF31は米本土全体を射程に収める。
3. DF41は多弾頭搭載でミサイル防衛を突破可能。
中国国防省は25日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、太平洋の予定海域に落下させた。これは米国を強く牽制する狙いがある。
中国は1980年に初のICBM「東風(DF)5」の発射実験に成功し、米本土への核攻撃能力を獲得した。現在は車両移動式で固体燃料型のDF31を配備し、米本土全体を射程に収めている。
さらに、DF31の後継となるDF41は多弾頭独立目標再突入体(MIRV)を搭載し、ミサイル防衛を突破しやすいとされる。今回の実験はDF41の可能性がある。