豪雨で田畑が一変、農家の思考停止状態に。

豪雨で田畑が一変、農家の思考停止状態に。

※記事の画像はイメージです

能登半島の農地被害、どう復旧するのか
1. 能登半島北部の豪雨で農地が被害を受けた。
2. 瀬法司さんのブロッコリー畑が水没し損失。
3. 世界農業遺産の白米千枚田も被災した。

石川県の能登半島北部を襲った豪雨は、広大な田畑を一変させました。特に珠洲市岩坂町でブロッコリーや米を栽培する瀬法司公和さんの田畑は、泥水に浸かり大きな被害を受けました。

瀬法司さんは、豪雨直後は心の整理がつかず、ブロッコリー約2万個が出荷できなくなり、米も半分近くが腐るなどの損失を被りました。

さらに、世界農業遺産に指定されている輪島市の白米千枚田も斜面が崩れ、棚田がえぐられるなどの被害を受けました。地元住民は震災の時よりも大きなダメージを受け、復旧作業に取り組んでいます。

県は、9月29日時点で輪島市や珠洲市など3市2町の計415カ所の農地で被害を確認し、能登農業協同組合の中島正明専務は、地震の影響で田植えが遅れたことが被害拡大の一因と述べています。
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