安倍派の会計責任者に有罪判決、政界に激震が走る！

1. 安倍派の会計責任者に禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決。
2. 収支報告書に約13億5000万円を記載しなかった。
3. キックバックの中止が決まったが、継続されることに。


自民党安倍派の会計責任者、松本淳一郎被告（77）は、派閥のパーティー券収入や議員へのキックバックなどの収支あわせて約13億5000万円を収支報告書に記載しなかった罪に問われ、東京地裁で禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決を受けました。

松本被告は裁判で起訴内容をおおむね認め、議員へのキックバックについては「会長からの指示を受けてから、清和会の会員にノルマ分を連絡した」と説明しました。

2022年4月にキックバックの中止が決まったものの、後に継続されることになり、松本被告は「当時の安倍会長から問題があると指摘を受け、幹部会議でやめることが決まったが、ある幹部から相談を受け、その後の会議で続けることになった」と述べましたが、「ある幹部」が誰かは明らかにしませんでした。

検察側は「収支報告書の正確性が民主政治に与える影響は大きい」「極めて悪質な事案」として禁錮3年を求刑していました。

この裏金事件では、自民党安倍派や二階派、岸田派の国会議員や会計責任者ら11人が立件され、二階派の会計責任者には禁錮2年、執行猶予5年の有罪判決が確定しています。