「空爆の音が響く」レバノン在住の日本人が語る現地の緊迫状況

「空爆の音が響く」レバノン在住の日本人が語る現地の緊迫状況

※記事の画像はイメージです

ベイルートの現状、どうなっているのか
1. 岡島征輝さんがベイルートの状況を語った。
2. 避難者が増え、生活環境が悪化している。
3. 地元住民は落ち着いて生活しているが、物価上昇を予測している。


イスラエル軍の限定的地上侵攻が続くレバノンの首都ベイルートに住む岡島征輝さんが、産経新聞の取材に応じました。岡島さんはレバノン国立フィルハーモニー管弦楽団のチューバ奏者で、9月中旬にカイロから引っ越してきたばかりです。

彼の住むアパートはベイルート南郊から北に離れた市街地にありますが、空爆の音は自宅でも聞こえ、最も近い着弾地点は約2キロの距離でした。9月下旬から南部からの避難者が急増し、ホテルの空室問い合わせが殺到しました。

避難者の車が小道にびっしりと止まり、学校などが避難所として開放され、ゴミがあふれる場所もあります。ボランティア団体は冬に備え、毛布などの寄付を募っています。

地元住民は落ち着いて生活しており、スーパーでの生活必需品の品薄はあるものの、買い占めは起きていません。岡島さんは物価の上昇がこれからではないかと予測しています。
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