ロシア、ドネツク州の激戦地を制圧と発表。情勢はどう動く?

ロシア、ドネツク州の激戦地を制圧と発表。情勢はどう動く?

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ウクライナの防衛拠点陥落、次の一手は
1. ロシア軍がウグレダルを制圧したと発表。
2. ウクライナ軍は兵員を温存し撤退を決定。
3. ゼレンスキー大統領は支援を呼びかけた。

ロシア国防省は、ウクライナ東部ドネツク州のウグレダルを制圧したと発表しました。ウクライナ軍は兵員や装備を温存するため、2日に撤退を公表しました。ウグレダルはウクライナ軍が2年以上守り続けてきた防衛拠点であり、その陥落は象徴的な意味を持ちます。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、NATOのルッテ事務総長との共同記者会見で、撤退は正しい判断であるとし、適切な武器がなければロシアを止めることはできないと支援を呼びかけました。

ロシアの専門家は、ウグレダル制圧により、ロシア軍がポクロフスク方面で進軍する可能性があると述べています。しかし、米シンクタンク「戦争研究所」は、ウグレダル周辺の主要道路は既にロシア軍が制圧しており、陥落によって特別な優位を得る可能性は低いと指摘しています。
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