袴田事件、無罪確定で終止符を打つのか
1. 袴田巖さんの再審で無罪判決が確定。
2. 検察は控訴を断念し、無罪が確定。
3. 姉のひで子さんは喜びと安堵を表明。
1966年に静岡県で発生した強盗殺人放火事件、通称「袴田事件」において、袴田巖さんが再審で無罪判決を受けました。静岡地裁は、袴田さんの自白調書や犯行着衣とされた証拠が捏造されたと認定しました。
これに対し、検察は判決を承服できないとしつつも、袴田さんの長期間にわたる不安定な法的地位を考慮し、控訴を断念しました。これにより、袴田さんの無罪が確定します。
袴田さんの姉・ひで子さんは、58年にわたる苦労が報われたと喜びを語り、袴田さんが死刑囚でなくなることに安堵の表情を見せました。彼女は、88歳の袴田さんが長生きし、平穏な生活を送ることを望んでいます。
検察は控訴権を放棄する方針で、これにより無罪判決が確定します。