詩人・谷川俊太郎さんが92歳で逝去、その生涯を振り返る。

1. 谷川俊太郎さんが92歳で死去。現代詩を代表する詩人。
2. 詩集や翻訳、アニメ主題歌など幅広い活動を展開。
3. 多数の文学賞を受賞し、作品は20か国語以上に翻訳。

谷川俊太郎さんは、日本の現代詩を代表する詩人であり、2023年4月18日に92歳で亡くなりました。彼は哲学者・谷川徹三の一人息子として1931年に生まれ、若くして詩の才能を開花させました。

20歳の時に「二十億光年の孤独」を出版し、その後も「六十二のソネット」や「愛について」などの詩集を発表しました。彼の作品は、アニメ「鉄腕アトム」の主題歌やラジオドラマのシナリオ、戯曲など多岐にわたり、子供向けの詩も多く手がけました。

また、米国の人気漫画「ピーナッツ」シリーズの翻訳や、国語教科書に採用された「朝のリレー」など、幅広い活動で知られています。谷川さんは、読売文学賞や現代詩花椿賞など多くの文学賞を受賞し、作品は英語や中国語を含む20か国語以上に翻訳されています。

私生活では3度の離婚を経験し、元妻には童話作家の岸田衿子さん、前妻は画家の佐野洋子さんがいます。長男の賢作さんは作曲家です。