ペロブスカイト太陽電池の未来はどうなるのか
1. 経済産業省がペロブスカイト型太陽電池を2040年度に20ギガワット導入目標。
2. 日本のヨウ素産出シェアは世界2位で経済安全保障に寄与。
3. ペロブスカイト太陽電池は高層ビルや車の屋根に設置可能。
経済産業省は、2040年度までにペロブスカイト型太陽電池を20ギガワット導入する目標を掲げています。これは原発20基分の発電容量に相当し、再生可能エネルギーの普及を支援する考えです。
ペロブスカイト太陽電池は、折り曲げ可能で薄く軽い特性を持ち、高層ビルの壁面やガラス窓、車の屋根などに設置できるのが特徴です。日本はヨウ素の産出シェアで世界2位を誇り、中国など特定国からの原料調達に依存しないエネルギー供給が可能です。
耐久性やコスト削減の課題は残るものの、積水化学工業が25年度の事業化を目指して開発を進めており、本格的な普及は30年代以降と見込まれています。