維新新代表、全国政党化へ路線転換!その真意とは?

維新新代表、全国政党化へ路線転換!その真意とは?

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吉村新代表の選挙戦略は成功するのか
1. 吉村氏は戦略的地域を選定し候補を擁立すべきと主張。
2. 道州制実現を掲げ、中心都市で候補を立てる方針。
3. 参院選で野党候補一本化の予備選実施を目指すが異論も。

日本維新の会の新代表に就任した吉村洋文氏は、全国政党化を巡る戦略を見直す意向を示しました。彼は、選挙で議員を誕生させるために「戦略的地域」を選定し、候補を擁立するべきだと主張しています。これは、前代表の馬場伸幸氏が進めた全国での党勢拡大路線を修正する考えです。

吉村氏は、道州制実現を維新の存在意義の一つとして掲げ、各州の中心都市で候補を立てる方針を示しました。来夏の参院選では、与党を過半数割れに追い込むため、改選1人区で野党候補を一本化する「予備選」実施を目指しています。

しかし、党内には異論もあり、政党間協議による候補者調整を「野合談合」と批判する声もあります。吉村氏は、野党同士が1人区でつぶし合うよりも「準決勝」を行うべきだと述べ、公正なルール作りを目指す意向を示しましたが、具体的なルールの構想が示されていないため、実現の可能性には疑問が残ります。
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