笹子トンネル事故の教訓は風化していないか
1. 笹子トンネル事故から12年、遺族が慰霊碑に献花。
2. 中日本高速道路が慰霊式を主催し、約60人が参列。
3. 遺族は事故の真相説明を求め続けている。
笹子トンネル事故から12年が経過し、遺族らが慰霊碑に献花しました。事故は中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落し、9人が死亡したものです。
事故現場付近で追悼慰霊式が行われ、遺族は「何年たとうと苦しさ、悔しさといった気持ちは年々強くなる」と心境を語りました。慰霊式は中日本高速道路が主催し、約60人が参列しました。
同社の縄田正社長は「事故の記憶と教訓を風化させることなく、高速道路の安全性向上という永遠の課題に取り組む」と述べました。遺族による献奏も行われ、参列者が再度献花しました。
犠牲者の一人、石川友梨さんの父は「事故の真相について説明責任を果たしてほしい」と訴えました。