韓国の野党6党が弾劾訴追案を提出、政治の行方は？

1. 韓国最大野党が尹大統領の弾劾訴追案を提出。
2. 非常戒厳令が憲法違反と指摘される。
3. 弾劾可決で憲法裁が罷免判断へ。

韓国の最大野党「共に民主党」など6党は、尹錫悦大統領の弾劾訴追案を国会に提出しました。尹大統領が3日夜に発表した「非常戒厳」が憲法違反に当たると指摘されています。

弾劾訴追案が可決されるには、国会の在籍議員の3分の2以上、すなわち200議席以上の賛成が必要です。与党「国民の力」は108議席を持ち、3分の1を超えていますが、与党内でも非常戒厳令に反発する声があり、弾劾案が可決される可能性があります。

弾劾訴追案が可決されれば、憲法裁判所が尹大統領の罷免の是非を判断します。過去には朴槿恵大統領が弾劾され、失職した例があります。国会は2016年12月に朴氏の弾劾訴追を可決し、憲法裁判所は翌年3月に罷免を決定しました。