アフロ絵文字が登場!差別を打破する新たな挑戦とは?

アフロ絵文字が登場!差別を打破する新たな挑戦とは?

※記事の画像はイメージです

アフロヘア絵文字は社会の美的基準を変えるのか
1. 黒人女性の66%が就職面接で髪型を変える。
2. アフロヘア絵文字を制作し、社会基準を打破。
3. 絵文字は2025年にユニコードに提出予定。

2023年の調査によると、黒人女性の66%が就職面接のために髪型を変えていることが明らかになりました。これは、ストレートヘアが魅力的とされる欧州中心の美的基準が背景にあります。

この状況を変えるため、ロンドンの若者団体「ライズ.365」と米国のPR会社グッド・リレーションズが、アフロヘアの絵文字制作に取り組んでいます。絵文字の国際規格を管理するユニコードコンソーシアムには、黒人や多人種ルーツの髪型を描いた絵文字が存在しないため、彼らはこの現状を打破しようとしています。

プロジェクトは、テクスチャリズムという髪の質感に基づく差別を提起し、デジタル世界をよりインクルーシブにすることを目指しています。アフロ、編み込み、コーンロウ、ロックスを表現した4つの絵文字が作成され、2025年4月にユニコードコンソーシアムに提出される予定です。

プロジェクトの主任クリエイターであるオリビア・ムシゴさんは、絵文字が人々に力を与え、認められていると感じられることを願っています。ライズ.365のアンケートでは、61%が髪型が原因で差別やいじめを受けた経験があると回答しています。

アフロヘア絵文字をデザインしたバニタ・ブラウンさんは、欧州中心の美的基準が標準とされていることが、これまで絵文字が利用できなかった理由の一つだと述べています。
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