7-9月期の実質GDPが年1.2%増に修正され、経済の動向に注目が集まります。

7-9月期の実質GDPが年1.2%増に修正され、経済の動向に注目が集まります。

※記事の画像はイメージです

GDPの上方修正は経済にどのような影響を与えるのか
1. 2024年7-9月期GDPは前期比0.3%増に上方修正。
2. 輸出や民間住宅、設備投資が改善。
3. 個人消費は0.9%増から0.7%増に下方修正。

2024年7-9月期の実質国内総生産(GDP)2次速報値が、前期比0.3%増と発表されました。これは1次速報の0.2%増から小幅に上方修正された結果です。年率換算でも1次の0.9%から1.2%に引き上げられました。

主な要因として、定期的な推計方法の見直しによる輸出の上方修正が挙げられます。輸出は0.4%増から1.1%増に上方修正され、インバウンド需要が想定を上回ったことが寄与しました。

一方で、個人消費は0.9%増から0.7%増に下方修正され、自動車などの販売が想定を下回りました。設備投資も0.2%減から0.1%減に上方修正されましたが、野村証券のエコノミストは「GDPの評価は変わらない」と述べています。

消費は10-12月にかけて「少し弱くなるだろう」と予想されています。
コピー