韓国の内乱疑惑、真相はどこに
1. 韓国検察は金龍顕前国防部長官の逮捕状を請求。
2. 金氏は尹大統領と共謀し内乱を起こした疑い。
3. 金氏は戒厳建議や軍投入指示を認めるも違法性否定。
韓国検察は、尹錫悦大統領に非常戒厳を宣言するよう建議したとされる金龍顕前国防部長官の逮捕状を請求しました。金氏は尹大統領と共謀し、内乱を起こした疑いがあるとされています。検察は、金氏が内乱の重要な任務を行い、尹大統領を内乱の首謀者と判断しました。
金氏は違法な戒厳宣言を尹大統領に建議し、部下に国会と中央選挙管理委員会庁舎に軍を投入するよう指示した疑いがあります。金氏は検察の取り調べに対し、戒厳を建議したことや国会などへの軍の投入を指示したことを認めましたが、違憲・違法性はなかったと主張しています。
検察は、内乱罪は法定刑が最高で死刑である重大犯罪であることに加え、証拠隠滅や逃走の恐れがあることを考慮し、金氏の逮捕状を請求しました。金氏は尹大統領と同じ高校の1年先輩で、尹大統領が戒厳を解除した4日に辞意を表明し、尹大統領は金氏を免職しました。
金氏は検察の出頭要請に応じず、国会で尹大統領の弾劾訴追案が不成立となった後に出頭し、検察は金氏を緊急逮捕しました。