NYダウが46年ぶりに9日連続で下落、その背景とは？

1. ダウ平均株価が9営業日連続で値下がり。
2. FRBの利下げ見通しが少なくなる観測。
3. トランプ政策への懸念が投資家に影響。

ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が9営業日連続で値下がりし、1978年以来の長期下落となった。これは、米連邦準備制度理事会（FRB）が発表する政策金利見通しで、来年の利下げ回数が以前の見通しより少なくなるとの観測が影響している。

金利の高止まりが景気への重荷となることへの警戒感から、金融大手や半導体大手の株価が下落した。また、トランプ次期大統領の政策に対する期待から一時的に株価が上昇したが、減税や財政出動によるインフレ懸念、他国への関税引き上げによる貿易混乱が投資家に意識され、株価下落の一因となっている。

ナスダック総合指数も過去最高値更新後に利益確定の売りが優勢となり下落した。