球形チーズは子どもにとって危険なのか
1. 1歳児が球形チーズで窒息し死亡する事故が発生。
2. 丸くてつるっとした食べ物は窒息の危険が高い。
3. 小さく切って与えるなどの注意が必要。
国民生活センターは、1歳児が球形のチーズを食べて窒息し死亡した事故を受け、注意を呼びかけています。丸くてつるっとした食べ物は窒息を引き起こしやすく、特に小さな子どもには小さく切って与えることが推奨されます。
今年8月に発生した事故では、1歳の男の子が直径2センチの球形チーズをのどに詰まらせ、救急搬送後12日後に亡くなりました。過去にも同様の事故が報告されており、日本小児科学会はブドウやミニトマト、ピーナツなども同様に危険であると指摘しています。
これらの食べ物は、うまくかめずに口の中で滑りやすく、丸のみしてしまうことがあり、のどにはまり込んで気道をふさぐ危険性があります。さらに、粘着性が高く、だえきを吸収してのみ込みづらい食品や、硬くてかみ切りにくい食品も窒息のリスクがあるとされています。