大和証券の賃上げと人材確保の戦略とは
1. 大和証券が2025年度に5%以上の賃上げを検討。
2. 初任給を29万円から30万円に増額予定。
3. 不動産営業所を主要都市で拡大計画。
大和証券グループ本社は、2025年度に24年度と比べて5%以上の賃上げを検討しています。これは、長引く物価高に対応し、優秀な人材を確保するためです。
来春入社する社員の初任給も、総合職で現行の29万円から30万円に増額される予定で、実現すれば4年連続の引き上げとなります。荻野明彦社長は、社員への配慮が採用競争力につながると強調し、資産コンサルタントやデジタル分野に詳しい人材の増員を図るとしています。
また、顧客の総資産へのコンサルティングを強化し、不動産も取り扱う営業所を拡大する考えを明かしました。2023年から試験的に東京都内の営業所に宅地建物取引士を配置し、大阪や名古屋などの主要都市で2025年にも不動産売買仲介ができる営業所を増やす計画です。