日米が核を含む防衛で新たな指針を策定、抑止力を強化。

日米が核を含む防衛で新たな指針を策定、抑止力を強化。

※記事の画像はイメージです

日米の拡大抑止指針作成、その狙いとは
1. 日米両政府が拡大抑止の指針を初めて作成。
2. 指針は具体的な取り組みや戦略的メッセージを明記。
3. 石破首相の指示に基づき、信頼性強化を目指す。

防衛省は、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」に関して、日米両政府が初めてガイドラインを作成したと発表しました。これは、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中で、日米同盟の抑止力を強化する狙いがあります。

指針の具体的な内容は公表されていませんが、拡大抑止協議を含む両国間の意思疎通を図るための手続きや具体的な取り組み、戦略的メッセージの発信方法が記されています。

日米間では2010年以降、定期的に拡大抑止について協議し、机上演習を重ねてきました。2024年7月には初めて閣僚級に格上げした会合を開き、指針はこれまでの議論の成果となります。

石破茂首相は、米国の拡大抑止の信頼性を強化するよう指示しており、岩屋毅外務相は指針作成がその指示に基づくものであると説明しました。
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