物価高騰が続く中、生活保護申請が急増中。その背景とは?

物価高騰が続く中、生活保護申請が急増中。その背景とは?

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生活保護申請増加の背景とは
1. 2024年度上半期の生活保護申請は前年同期比2.8%増。
2. 物価高で家計が圧迫され、申請件数が増加。
3. 年末年始の支援強化が求められる。

2024年度上半期の生活保護申請件数は前年同期比で2.8%増加し、13万3274件に達しました。これは新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化や、コロナ禍に伴う生活支援の縮小が低所得者層に影響を与えた結果です。

賃上げの効果が及ばず、長引く物価高が家計を圧迫し、多くの人々が苦しんでいる状況が浮き彫りになっています。特に年末年始は最大9連休となり、公的機関が閉まるため、困窮や孤立を防ぐための支援強化が求められています。自治体や支援団体は食料配布や電話相談を行う動きを見せています。

2024年4~9月の申請件数は、コロナ禍前の2019年同期と比べて16.8%増加しており、コロナ禍の特例的な生活支援が縮小した2023年は5.4%増の12万9606件でした。
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