ジミー・カーターの遺産は何を語るのか
1. ジミー・カーター元米大統領が100歳で死去。
2. 中東和平を仲介し、ノーベル平和賞を受賞。
3. カーター・センターを創設し、民間外交を展開。
ジミー・カーター元米大統領が100歳で南部ジョージア州で死去しました。彼は第39代米大統領として中東和平を仲介し、引退後も人権外交を展開して2002年にノーベル平和賞を受賞しました。
カーター氏は、共和党のニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件後の1976年大統領選で、現職のフォード大統領を破り当選しました。彼は1978年のキャンプデービッド合意でエジプトとイスラエルの和平に道を開きましたが、米国経済の不況やイラン革命に伴う在イラン米大使館人質事件での救出作戦失敗により、指導力を批判され、1980年大統領選でレーガン氏に敗北しました。
1982年にカーター・センターを創設し、紛争解決や感染症撲滅の活動で国際的に高い評価を受けました。