能登半島地震から1年、輪島市の復興は進んでいるのか
1. 能登半島地震から1年、輪島市で黙祷が行われた。
2. 雨の中、多くの市民が犠牲者を悼んだ。
3. 朝市復活に向けた取り組みが続いている。
昨年元日に発生した能登半島地震から1年が経過し、石川県輪島市の観光名所「輪島朝市」では、多くの市民が集まり、発生時刻の午後4時10分に黙祷を捧げました。雨が強まる中、朝市組合の関係者ら約20人が犠牲者の冥福を祈り、周辺では公費解体が進み、更地が広がっています。雨が降り始めたことで「涙雨だ」という声も上がりました。
朝市の復活に向けて、昨年7月から市内の商業施設で出張朝市が開催されており、組合長の冨水長毅さんは「この1年、復興に向けて頑張りたい」と語りました。市民らは雨にもかかわらず花を供え、手を合わせる姿が見られました。
仮設住宅で暮らす松岡江美子さんは、1年前の地震で崩れた自宅の下敷きになった経験を振り返り、知人らが亡くなったことを悼みました。自営業の木下京子さんも、高校の同級生が犠牲になったことを悲しみ、花を手向けました。