教職員の欠員問題、どう解決するべきか
1. 公立学校で教職員の欠員が4739人に上る。
2. 欠員の6割を非常勤講師で対応している。
3. 教員不足が深刻で、病休ドミノが発生している。
全国の公立学校で、病気や産休などで休職した教職員の欠員が補充できず、未配置となっている人数が4739人に達しました。このうち、6割は非常勤講師で対応していますが、教員不足は深刻で、2016年の調査開始以来最多となっています。
未配置の影響で、少人数授業の取りやめが余儀なくされるケースが半数以上に上り、非常勤講師での対応も増加しています。全日本教職員組合は、非常勤講師が授業のみを担当し、生活指導や部活動の負担が常勤教員に集中することで、教員が疲弊し、病休ドミノが発生していると指摘。定数改善の必要性を訴えています。
現場では、担任不在や教頭が授業を受け持つなど、教職員の負担が増加し、子どもたちが落ち着かない状況が続いています。