自動車総連が休日を年5日増やす要求、その背景とは?

自動車総連が休日を年5日増やす要求、その背景とは?

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自動車産業の休日増加は可能か
1. 自動車総連が2025年春闘で休日5日増を要求。
2. 休日数が少ないため人材獲得に不利。
3. 経営側は生産性向上が課題と懸念。

自動車産業の労働組合である自動車総連は、2025年の春闘で年間休日数を5日増やすことを求める方針を掲げました。現在、自動車関連メーカーの多くは年間121日程度の休日を設けていますが、他産業や公務員と比べて少ないため、産業の魅力が劣後しているとの危機感があります。

特に新たな祝日が増えても代わりの休みが設けられず、休日数が減少していることが人材獲得に不利な状況を生んでいます。総連は、年間16日ある祝日のうち、土日と合わせて3連休となる日を休日にするよう求めています。

しかし、休日が増えることで生産性向上が課題となり、経営側は既に効率化を進めているため、これ以上の休日増加は難しいとしています。主要労組は2月12日までに要求をまとめ、経営側に提出する予定です。
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