イーロン・マスクの新たな役割は何をもたらすのか
1. トランプ大統領がイーロン・マスク氏の助言機関を政府機関に位置づけた。
2. DOGEは歳出削減や規制緩和を目指し、2026年までの時限組織。
3. マスク氏の公務員化は不明で、代理トップの可能性がある。
トランプ米大統領は、イーロン・マスク氏が率いる助言機関「政府効率化省(DOGE)」を政府機関に位置づける大統領令を発表しました。これにより、従来は政府外からの助言にとどまっていたDOGEが、政府内で実質的な権限を持ち、各省庁との連携を円滑にし、改革の実効性を高めることが期待されています。
DOGEは第2次トランプ政権の目玉政策の一つで、歳出削減、規制緩和、人員削減、省庁再編などを目指します。2026年の独立記念日までの時限的な組織として、連邦政府の技術やソフトウエアの現代化を進め、効率や生産性を最大化することが目的です。
しかし、マスク氏が公務員としての位置づけになるかは不明で、代理の人物が名目上のトップになる可能性もあります。また、共同トップを務める予定だったビベック・ラマスワミ氏は、オハイオ州知事選に立候補するためDOGEには関わらないことになりました。