「楽しい日本」で本当に危機を克服できるのか
1. 石破茂首相が「楽しい日本」で危機克服を訴えた。
2. 地方創生を「令和の日本列島改造」と位置付けた。
3. 国会運営で与野党に責任と熟議を呼び掛けた。
石破茂首相は施政方針演説で、今年が「昭和100年」に当たる節目の年であることを強調し、「楽しい日本」をキーワードに危機克服を訴えました。
彼は「人中心」の新しい日本社会の構築が必要であると説き、地方創生を「令和の日本列島改造」と位置付けました。これは、田中角栄元首相の日本列島改造論にあやかったもので、ハードだけでなくソフトの魅力が新たな人の流れを生み出すと強調しました。
また、国会運営については、少数与党として責任と熟議を与野党に呼び掛け、協力を求める姿勢を示しました。演説は約1万1000字で、近年の施政方針演説と同程度の分量でした。