与野党の論戦はどう展開するのか
1. 石破首相の施政方針演説に対する代表質問が行われる。
2. 野党が国会審議で主導権を握る可能性が高い。
3. 予算案成立には野党の協力が不可欠となる。
通常国会では、石破首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われ、与野党の論戦が本格化します。政府・与党は2025年度予算案の年度内成立を目指していますが、少数与党のため、野党が国会審議で主導権を握る可能性があります。
立憲民主党の野田代表は、首相の演説を「熱伝導のない演説」と酷評し、企業・団体献金の禁止や「政治とカネ」の問題を取り上げる考えです。また、選択的夫婦別姓制度の導入に向けた自民内の意見集約も求めています。
予算案の衆院通過には野党の協力が不可欠であり、日本維新の会が主張する高校授業料の無償化や、国民民主党が訴える「年収103万円の壁」の見直しが議論の焦点となります。
与党は衆院予算委員会での予算審議を目指していますが、野党が自民旧安倍派の会計責任者の参考人招致を条件としているため、見通しは立っていません。与野党は再度協議を行う予定で、与党は速やかな予算委の開始を求めています。