尹氏が起訴されるも、取り調べが進まない理由とは?

尹氏が起訴されるも、取り調べが進まない理由とは?

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尹錫悦大統領の起訴は韓国政治にどんな影響を与えるのか
1. 韓国の尹錫悦大統領が内乱首謀罪で起訴された。
2. 現職大統領の起訴は初めてで、不訴追特権の例外。
3. 検察は十分な捜査ができず、起訴に踏み切った。

韓国の尹錫悦大統領が内乱首謀などの罪で起訴されました。これは現職大統領が刑事事件で起訴される初めてのケースであり、大統領には不訴追特権があるものの、内乱罪はその例外とされています。尹氏は最長6カ月間拘束され、公判に臨むことになります。

検察は尹氏の勾留を延長し、追加の捜査を進める計画でしたが、裁判所が2度にわたって延長を認めなかったため、十分な捜査ができないまま起訴に踏み切ることになりました。検察はこれまで、尹氏と内乱を共謀したとして、軍や警察の幹部らを起訴し、尹氏の内乱首謀容疑を裏付ける供述や証拠を確保してきましたが、尹氏側はこれを全面的に否認しています。

今後、公判を維持していく上で難航が予想され、尹氏側の弁護団は勾留期限が過ぎていると主張し、即刻釈放を訴えています。
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