賃上げ税制の効果は本当にあるのか
1. 2023年度の賃上げ税制適用額が約4割増加。
2. 減税効果の検証が今後の課題。
3. サービス業が最も多く適用された。
2023年度の賃上げ税制の適用額が前年度比約4割増の7278億円となり、制度導入以来最大となりました。この制度は賃上げを促進するために企業の法人税を減税するもので、適用件数は約25万4千件に達しました。
業種別ではサービス業が最多で、次いで建設業、製造業が続きます。しかし、減税に見合う効果が出たかどうかの検証が今後の課題となっています。