赤木雅子さんの戦いは報われるのか
1. 大阪高裁が国に文書開示を命じた。
2. 赤木雅子さんが逆転勝訴に喜びを表した。
3. 財務省の不開示決定が異常と批判された。
森友学園をめぐる公文書改ざん問題で、近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自殺した事件に関連し、妻の赤木雅子さんが財務省に文書の開示を求めていた裁判で、大阪高裁は国に文書を開示するよう命じました。
雅子さんは逆転勝訴に喜びを見せ、夫の写真を掲げましたが、今後の課題もあると語りました。雅子さんの弁護団は、判決が当たり前の内容であり、文書の開示によって俊夫さんの思いが明らかになることを期待しています。
財務省は文書の存在を明らかにせず、捜査への支障を理由に開示を拒否していましたが、総務省の審査会は文書の存在を明らかにするよう答申しました。大阪高裁は、文書の存在を明らかにすることが捜査に支障を及ぼすとは考えにくいと指摘し、財務省の不開示決定を批判しました。