労働力人口の増加はどこまで続くのか
1. 労働力人口は2024年に過去最多の6957万人に達した。
2. 高齢者や女性、外国人の労働参加が増加している。
3. 労働力人口は今後も増加し、30年に7千万人を超える予測がある。
総務省の労働力調査によると、2024年の労働力人口は6957万人で、1953年以降で過去最多となりました。前年比32万人増加し、2年連続で最多を更新しています。
特に高齢者や女性、外国人の労働参加が増加しており、民間予測では2030年に7千万人を超えるとされています。労働力人口は、就業者数と失業者数の合計で、働く意欲がある人全体を示します。
2012年以降増加傾向にあり、2019年以降は6900万人を上回る水準です。2024年6月には7003万人と初めて7千万人を超えました。
少子化で生産年齢人口は減少していますが、働く意欲がある高齢者や女性が労働力人口を押し上げています。2024年では65歳以上の労働力人口は946万人で、2000年から1.9倍に増加しました。